◇ 質問と答え
鍼って痛いんでしょ?
結論から先に言ってしまいますと、鍼を身体に刺入しますので、確かに刺激はあります。ただし、皆さんのご想像よりは、かなり痛みは少ないと思います。
大多数の皆さんが想像なさっていらっしゃる痛みは、注射をされた時の痛みだと思います。一般の注射針は薬液を注入する為に管状でかなり太く、その先端はメスの様に鋭く、肌を切り裂きながら刺入します。
それに対して、当院の鍼治療用の鍼は、太さが0.14mm〜0.2mmで髪の毛よりも細く、先端は丸みを帯びており、皮膚の細胞を押し分けながら刺入しますので、肌に傷をつけず、抜いた後は皮膚の細胞が元の様に戻り、穴が開くとか、傷等の跡が残りません。
ですので、全く痛みが無いとは言えませんが、刺入時に気が付かないこともあるのです。それでも、極まれに、鍼の先が毛穴に入ってしまった時等に痛い時があります。その様な時には直ぐに言って下さい、刺し直せば痛みはなくなります。それでも痛い時にはその個所への刺鍼は止めることにしています。
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灸って熱いんでしょ?痕がつかない?
お灸には大きく分けて、熱くするすえ方(直接灸)と、ほわーんと温かいすえ方(温灸)の二つが有ります。
直接灸とは字の如く、皮膚に直接お灸をすえる仕方で、治療でよく使うすえ方です。艾の大きさは米粒大で、一瞬熱さを感じますが、腱鞘炎や五十肩、ひじやひざの痛みなどに効果があります。
温灸とは、TVCMなどでお馴染みの「せ○ね○灸」や、生姜を台座にした「生姜灸」、親指大の艾を使うが、我慢できない位熱くなったら取ってしまうすえ方、等があります。
昔は親指位の大きさのもぐさを使い、わざと灸瘢をつけて、そこに膏薬を貼り排膿して健康増進をする灸も有りましたが、リスクが多い為に一部を除き、現在ではそのすえ方は殆どされていません。当院でもその据え方は、致しておりません。
何れにしましても、現在では瘢が残らないように、灸点紙を使用し、細心の注意をしながら据えております。安心してお任せください。
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どんな病気に効くの?
現在、鍼灸治療の効果は、世界保健機構(WHO)等、複数の信用のある機関により認められています。 詳しい疾患名は、「鍼灸の適応疾患リスト」をご覧下さい。
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鍼、灸って癖になるって言うけど・・
鍼灸に限らず、治療を受けてそれまで痛かった(苦しかった)状態が解消されたら、元に戻りたく無いと考える方が多いのでは無いでしょうか?
「癖」になったことで、身体が健康な状態になる(戻る)事が出来るのでしたら、それは喜ばしいことだと私は思いますが、皆さんはいかがでしょうか?
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消毒は大丈夫?
先ず治療用の鍼は、エチレンオキサイトガスにより滅菌処理された、使い捨てのものを使用しております。
刺入後はアルコールで消毒した後、専用の箱に保存し、業者に委託して廃棄致します。
その他、鍼を一時的に置いておく鍼皿やピンセット等は、使用後にアルコールで消毒、洗浄した後に高圧滅菌処理をし、紫外線保管庫にて保存しておき、治療の度に出して使用しています。
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鍼灸って薬と違って副作用は無いんでしょ?
「副作用」は無いとは言われておりますが、全く無いわけでは有りません。
昔から「瞑眩(めんげん)」というものが有ります。これは治療後に「身体がだるく」なったり、「症状が一時的に強く出た」りする事を言うのですが、治癒過程でおきる事が殆どで、半日から一日経てば、改善します。
不安に感じたり、症状が非常に強く思われたりしましたら、直ぐに連絡をお願いします。
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服装はどうすればいいの?
治療用の着替えが用意してございますので、特別な用意は必要有りません。動き易い、普段着のままで、おいで下さい。
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鍼灸の後に、お風呂やお酒は大丈夫?
鍼灸を受けた後は、副交感神経が優位な状態で、末端の毛細血管が広がり、血液も通りやすくなり、消化器系や感覚器等の働きが活発になっています。
普段よりも過敏に反応(酔いが早い、湯にあたり易い)しますので、お酒は少なめ(飲まないほうが○)にし、お風呂もぬるめ(シャワーでもOK)にして身体の負担を軽くして戴き、早めに寝るのが良いでしょう。
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風邪を引いたので・・・
「風は百病の長なり」と言うことわざがあります。「風邪」に冒されるといろいろな病に発展していくので、早めに治療や養生をしなさいと言うことでしょう。
鍼灸は、身体の免疫力を上げ、自然治癒力を能力UPさせる働きが有る為、初期の時に治療を受けると、治りが早くなり、快適に過ごすことが出来るでしょう。
しかし、「インフルエンザ」に罹患した時は、現代医学の薬や治療が、速効性があり有効です。余りに熱や鼻水、咳が酷く、動けないような時は、自宅で安静にされるのが一番です。身体を養生してあげて下さい。
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何回ぐらいで治る?何日おきぐらいに治療を受けるのが良いの?
これは難しい質問です。その人の体質や体力、病気の罹患期間等により異なりますので、どの位とは一概には言えません。
しかし、「急性」のもの(例:ギックリ腰)は、「慢性」のもの(例:慢性腰痛)より早く治癒しますし、体力のある方のほうが治りやすいです。そして、何日も続けて施術したほうが良いものも有りますし、1週間ほど間を空けたほうが良いものもあります。
結局のところ、人それぞれと言う事に成ってしまうのですが、慢性の疾患の時は、殆ど一週間くらいの間隔で、施術することが多いようです。
そして、出来ることでしたら、5回くらいは治療を受けてみて下さい。もし、それで効果が出ないときは、他に移られた方が良い場合も有りますので、遠慮なく仰って下さい。
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健康保険は使えるの?
マッサージや鍼灸でも、疾患は限定されますが、健康保険を利用して治療をする事が出来ます。
詳しい手続き等は「健康保険で治療」をご覧下さい。
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